あしがり郷「瀬戸屋敷」とひなまつりの歴史

 

   あしがり郷「瀬戸屋敷」とひなまつりの歴史

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  あしがり郷「瀬戸屋敷」とは

あしがり郷「瀬戸屋敷」がある町北端「金井島」地区は、農業地域として縦横に張り巡らされた水路を活用した水田と畑地が広がっています。
その一画に遠くからも目立つ大きな屋敷林に囲まれた屋敷が、この地区の名主職を代々務めてきた瀬戸家です。
築300年の歴史を誇るこの屋敷が、持ち主のご好意で町に寄贈され、その後復元等を経て平成17年5月に「あしがり郷瀬戸屋敷」として一般公開されるようになりました。
今では少なくなった古民家見学に訪れる方も多いのですが、瀬戸屋敷はさまざまな用途にも活用できるように積極的に開放していることが、特色の一つになっています。
ひなまつり、端午の節句、七夕、十五夜などの年中行事、瀬戸屋敷を学校の校舎に見立てた生涯学習講座「あしがり学校」、地域のサークル団体が子供たちに紙芝居、語りを披露する「蔵ひろば」を中心に、映画会、コンサート、展覧会の会場としても使用され、多くの人びとが集う場、文化の発信も担える場所として活用されています。

  瀬戸屋敷ひなまつりの歴史

 ひなまつりは、平成15年度に町婦人会の主催行事として開成あじさい祭の会場中心であるあじさい公園舞台棟で産声をあげ、瀬戸屋敷が開園した平成17年度より場所を瀬戸屋敷に移し、瀬戸屋敷年中行事のひとつとして実施されるようになりました。
古民家の趣きと手作りのつるし雛の華やかさが来園者の心を捉え、年々来園者が増え、平成19年度には来場者が4万人に迫るまでになり、瀬戸屋敷を代表するイベントに成長を遂げました。
平成20年度には、各種団体が加わった実行委員会組織が立ち上がり、地域の活性化を目的としたひなまつりとなり、現在に至っています。

  瀬戸屋敷に雛人形とは?

 瀬戸家は代々金井島村の名主職を務めてきた家柄で、江戸時代から瀬戸家に伝えられてきた雛人形や、ご当主の奥様のお姉様の雛人形等で、いつしか、そろえて飾る風習になったようで、何組もの雛人形が一緒に飾られます。

 

  大久保氏の紋の入った道具箱

 特に大久保氏(小田原藩主)の紋の入った道具類は貴重なもので、瀬戸家のご先祖が輿入れの時に持参したものといわれています。
大久保氏の紋の入った道具類
・書見台(伊勢物語が書かれています。)・貝合わせ
・手あぶり ・碁盤 ・将棋盤 ・膳部 ・茶道具

 


開成町の重要文化財・300年の歴史ある名主屋敷「瀬戸屋敷」。約1800坪の屋敷内の茅葺の母屋で開催されます。
瀬戸家収蔵の雛人形や婦人会の手作りの色とりどりのつるし雛(8,000個以上)が飾られ、瀬戸屋敷がひなまつりムード一色になります。
是非開成町瀬戸屋敷ひなまつりに遊びに来てくださいね。

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